マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリットは?

マイナンバーカードを健康保険証として利用する事ができます。ポイントをもらう目的で登録した人も多いのではないでしょうか。
では、マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

保険証が変わっても切り替えや変更手続きが不要になる

4月は就職、転職、転居など様々な理由で加入する健康保険が変更になる方が多いと思います。健康保険の切替時に新しい保険証が手元に届くまで、しばらくかかります。特に4月は手続が混雑し、通常より時間がかかることも多いです。保険証が手元に無い場合、一度窓口で全額負担し、後日、返金という手続が必要です。マイナンバーカードであれば、保険証が手元に無い間も、自己負担のみで受診可能です。
※加入喪失の届出は従来通り必要です。

高額療養費の手続きが簡単になる

1ヶ月間に同じ医療機関でかかった医療費のうち、一定の限度額以上は高額療養費制度が利用できます。いったん全額負担し、後日給付を受けるか、あらかじめ高額になることが見込まれる場合は「限度額適用認定証」を申請しておくことで、限度額以上の支払が免除されます。マイナンバー健康保険証が利用できる医療機関の窓口であれば、「限度額適用認定証」が無くても、限度額以上の一時支払いが不要です。

過去の特定健診や薬剤処方のデータが確認できる

マイナポータルで特定健診情報、薬剤の処方、医療費の閲覧が可能になります。また、同意をすればデータを医師と共有できるようになり、はじめて受診する医療機関や薬局でも正確な情報を伝えられます。

確定申告の医療費控除手続きが簡単になる

マイナ保険証で医療機関を受診すると、医療費通知情報をマイナポータルで管理できます。e-Taxに連携すると、医療費控除が自動で入力できます。

まだ導入されていない医療機関もありますが、これまでの保険証にはないメリットも有ります。利用を検討してみてください。