令和4年度地域別最低賃金 31円の引き上げへ

中央最低賃金審議会は令和4年度の最低賃金の引き上げ額を31円とする目安を示しました。過去最大の上げ幅となります。
今後は、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ協議を行い、各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定します。

各都道府県の引き上げ額の目安は以下の通りです。

ランク都道府県金額
A埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪31円
B茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島31円
C北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、徳島、香川、福岡30円
D青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄30円

厳しい経営状況で賃上げを行う企業も多く有ると思います。
答申でも触れられていますが、助成金等も活用しながら、対策を行っていく必要が有ります。

<厚生労働省:令和4年度地域別最低賃金額改定の目安について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27195.html

<厚生労働省:業務改善助成金:中小企業・小規模事業者の生産性向上のための取組を支援>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html